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節分といえば「豆まき」と「恵方巻」が
頭にパッと浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
豆まきは鬼を退治するために古くから行われている節分の行事。
しかし恵方巻の歴史は浅く大正時代だと言われており
「恵方巻を知っていますか?」という質問に対し
およそ20%近くの方々が「知らない」と答え
豆まきの認知度との差を感じます。
そこで恵方巻が節分の日に食べられるようになった
由来や食べ方そして2016年の恵方の方角や
恵方巻きの簡単レシピ&具材についてご紹介したいと思います。
恵方巻の由来や正しい食べ方とは?
恵方巻が節分の日に食べられるようになった由来には
様々な説がありますが現在最も有力な説と言われているのが
大正時代の初め頃に大阪府の花街で男衆の間で大流行したげん担ぎ説です。
大正時代の初め大阪府にある花街にて男衆は
節分の時期になるとお新香を巻いて作った海苔巻を女性へ渡し
恵方に向かって無言で丸かじりさせその姿を見て楽しんでいたそうです。
これが恵方巻のルーツだと言われています。
そして1932年に大阪鮓商組合がこの風習に目を付け
節分の日に恵方を向いて無言で巻寿司を丸かぶりすると
その年は幸運に恵まれるというチラシを配布したのです。
その41年後の1973年には大阪海苔問屋協同組合が
節分の夜は恵方に向かって家族揃って無言で巻寿司を丸かぶりすると
必ず幸せが訪れると昔から言い伝えられています。というチラシを配布し
大阪府内のデパートでも「2月3日 幸運巻寿司売り出し」という宣伝をするなど
府内ではじわじわと「節分=巻寿司」という認識が広まっていったのです。
しかしこの段階ではまだ恵方巻の認知度は低く
節分の定番メニューとはなりませんでした。
その16年後の1989年に広島県のセブンイレブンから
「恵方巻」という名前で巻寿司が販売されると
翌年から販売エリアが拡大されました。
そして1995年には関西以西にて恵方巻文化が定着し
1998年には日本各地で恵方巻が販売されるようになったのです。
それ以降各地で「節分の日には恵方巻を食べよう」という
宣伝が行われるようになり今では「恵方巻といえば、節分」という
イメージが定着し認知度も徐々に拡大しています。
恵方巻の由来は豆まきとは異なり鬼を退治したり
幸運を呼び込むなどといった特別な意味は
持ち合わせておりませんが今では節分の定番メニューとして
主婦の方々からたいへん人気があるのも事実です。
そんな恵方巻ですが皆さんは正しい食べ方をご存知ですか?
まだご存知無い方はここでしっかりマスターしてゆきましょう!
恵方巻の正しい食べ方
①太巻きを1人1本用意します。
②今年の恵方の方角を向きます。
③願い事を心で唱えながら無言で最後まで食べ切ります。
これが恵方巻の正しい食べ方です。
絶対にやってはいけないことは太巻きに包丁を入れることです。
太巻きに包丁を入れてしまうと縁を切ることになってしまうため
幸福を招くことが出来なくなってしまいます。
また子どもの場合大人と同じサイズの太巻きを
用意してしまうと最後まで食べ切ることができないため
細巻きを作っておくことをオススメします。
2016年の恵方の方角はどっち!?
毎年節分が近付くと「今年の恵方の方角は○○○です」と
至る場所で宣伝していますがなぜ毎年
恵方の方角を発表するのでしょうか。
恵方とはその年1年の福徳を司る歳徳神という
神様がいらっしゃる方角のことです。
歳徳神の居場所は毎年変化するため
2014年は東南東でしたが2015年は西南西と真逆でした。
では2016年の恵方の方角はどちらになるのでしょうか?
2016年は南南東になります。
ですが実は恵方の方角はもっと細かく
正確には「南南東微南」となります。
「微南!?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが
恵方の方角は全てに「微○」と付いているのです。
これは中国の方位で方角を示しているために
ややずれた方角が恵方の正式な方位となるのです。
ですので2016年の恵方の方角は
「南南東よりやや南」ということになります。
しかしそこまでしっかり方位を確かめなくても南南東を向いて
無言で太巻を間食することが出来たのであればその年1年は
幸福に恵まれるのでご安心ください。
では簡単に作れる恵方巻のレシピや具材に込められた
意味についてお伝えしたいと思います。
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