おはぎとぼた餅の違いとは?簡単な作り方と気になるカロリーは?



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春分の日を中心とした前後3日間の1週間は春のお彼岸です。

 

春のお彼岸といえば古くから日本ではお墓参りを行う習慣があり
その際お供えものとして用意されるのが「おはぎ」や「ぼたもち」です。

 

「“おはぎ”も“ぼたもち”も同じ“あんころ餅”じゃないの?」と
思われる方も多いかと思いますが実はお彼岸は年に2度あります。

 

1つは春分の日を中心とした前後3日間の計7日間で
もう1つは秋分の日を中心とした前後3日間の計7日間のことを指しており
それぞれのお彼岸によって、お供え物するあんころ餅が異なります。

 

そこで大人として知っておくべき常識の1つ「おはぎ」と
「ぼたもち」の違いとそれぞれの簡単な作り方
そして気になるカロリーを一挙ご紹介したいと思います。

 

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おはぎとぼたもちの違いとは!?

 

なぜ「おはぎ」も「ぼたもち」も同じ
あんころ餅にもかかわらず名前が異なるのかご存知ですか?

 

実は「おはぎ」というのは秋のお彼岸の際に墓前にお供えし
春のお彼岸の際は「ぼたもち」をお供えするのが
昔からの為来りとなっています。

 

では、おはぎとぼたもちの違いについてご説明します。

 

 

おはぎ

 

おはぎとは秋のお彼岸の際に墓前にお供えする和菓子です。

 

おはぎの材料の1つである小豆は9月から11月にかけて
収穫されるため収穫できたことへの感謝の気持ちを込めて
おはぎを作ったと言われています。

 

おはぎには収穫されたばかりの小豆を使用します。

 

ohagi
小豆の皮が柔らかくふっくらと炊き上がるため
小豆の皮と一緒に潰した「つぶあん」を使います。

 

また、おはぎはこじんまりとした俵型をしているため
秋に咲く美しい萩の花を思わせるため「お萩もち」から
「御萩(おはぎ)」へと転じたと言われています。

 

 

ぼたもち

 

ぼたもちとは春のお彼岸の際に墓前にお供えする和菓子です。

 

小豆の収穫は9月から11月の秋のシーズンに行われるのですが
種蒔きは4月から6月の春に行われるため秋に収穫された小豆を
次の種蒔きまで大切に保管しなければなりません。

 

その間、小豆の皮は徐々に固くなってしまうため小豆の皮を剥いて
「こしあん」を作り春のお彼岸のお供え物として準備します。

 

なぜ固くなった小豆を使ってあんころ餅を
作らなければならないのかと言いますと
春には豊作をもたらす山の神様が里へ降りてくる時期であり
農作によって国を発展させてきた我々日本人は
山の神様をお迎えするためにぼたもちを作るのです。

 

botamochi

 

そのため春のお彼岸の際に用意されるぼたもちは
おはぎよりも重宝されておりとても重要な役割を
果たしていると言われ現在でも日本各地で豊作祈願に
ぼたもちを作りお供えしている地域もあります。

 

また、ぼたもちはまん丸とした大きなかたちをしているため
春に優雅に咲き誇る牡丹の花を思わせるため
「牡丹餅」と呼ばれるようになりいつしか
「ぼたもち」と呼ばれるようになったと言われています。

 

おはぎとぼたもちの違いをご紹介させて頂きましたが
実は夏と冬にもそれぞれ特別なあんころ餅があり
季節と風情を感じさせる和菓子として昔からたいへん人気が高く
今でも各シーズンの始まりになると和菓子屋さんへ足を運んだり
自宅で手作りしたりする方々もいらっしゃるそうです。

 

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料理が苦手でも作れるおはぎやぼたもちの簡単な作り方とレシピ!

 

もうすぐ春のお彼岸がやってきますがおはぎとぼたもちの
区別をせずに「おはぎ」という名で和菓子店に
並んでいることが多いので春のお彼岸でも
おはぎを墓前にお供えする方も大勢いらっしゃいます。

 

ですがたまには日本の古いしきたりに従って
墓前にぼたもちをお供えしてみてはいかがでしょうか?

 

ですが、ぼたもちもおはぎも作るのに時間がかかるため
作り馴れている人でもかなり時間がかかってしまいます。

 

そこで料理が苦手な方でも安心して作れるおはぎや
ぼたもちの簡単な作り方とレシピをまとめてご紹介したいと思います。

 

 

90分で作れちゃう絶品おはぎ

 

作り置きしなくてもたった90分で
絶品ぼたもちが作れちゃうレシピをご紹介します。

 

ohagi

引用元:http://erecipe.woman.excite.co.jp/

 

●材料
・もち米…1.5合
・水…270ml
・食塩…少量
・つぶあん…300g

 

①もち米をしっかり洗ってざるに上げておき水気をしっかり切ったら炊飯器へ入れて水を加えます。

②30分間もち米を炊飯器の中で寝かせたらスイッチを押します。

③粒あんを6等分に分けておきます。

④もち米がふっくらと炊き上がったら10分間蓋を開けずに蒸らしたら食塩を少し加えます。

⑤すりこ木を水で濡らしお米の粒々が残るくらいまで搗きます。

⑥搗いたもち米を6等分に丸めます。

⑦⑥を芯にして事前に6等分しておいた粒あんで包み込んだら完成です。

 

市販の粒あんや粒あんを使っているので
とっても簡単に作ることができます。

 

 

本格的なぼたもち

 

こしあんを使って作るぼたもちの作り方をご紹介します。

 

botamochi

引用元:http://cookpad.com/recipe/912909

 

●材料
・小豆…500g
・砂糖…500g
・食塩…5g
・もち米…3合
・桜の塩漬け…20gから30gくらい

※小豆500gですとあんこが余ってしまうので半量の250gでもOKです!

ですがもち米を3合用意するので250gですと少し余ってしまいますので
きな粉や胡麻などを事前に用意しておくと良いでしょう。

①小豆を焦がさないように柔らかくなるまでひたすら煮詰めます。

②小豆を濾し皮を取り除きタネ餡を作ります。

③タネとなる餡に砂糖を加えてしっかり練ります。

④もち米を湯炊きします。

⑤桜の塩漬けを塩抜きししっかりと水分を拭き取りみじん切りにします。

⑥もち米に⑤を混ぜ、ぼたもちサイズに丸めたら、餡子で包んで完成です。

 

ザラメを使うと上品なぼたもちに仕上がるそうですが
今回は上白糖でご説明させて頂きました。

 

小豆は一晩水に漬けずにサッと水洗いしてから火にかけ
水の状態からコトコトと煮詰めてゆきましょう。

 

もしも煮こぼしてしまったら沸騰後すぐにざるへ上げ
再び水を鍋に注いで煮詰めましょう。

 

こうすることで小豆の灰汁抜きも同時に行われるのでオススメです。

 

煮こぼしは人によって異なりますので
気になる方は和菓子専門のレシピ本で確認してください。

 

小豆がねっとりしてきたら砂糖と食塩を加え粒あんを完成させます。

 

今回はこしあんを作るので煮上がった小豆を
目の細やかなざるなどを使用して濾してゆき
濾したものに水を加えて5分間放置します。

 

5分後上澄みと分離しますので水だけ捨てもう1度水を注いで
5分間放置というこの工程を3回ほど繰り返します。

 

上澄みと分離させる工程を数回行ったら
手ぬぐいを用意しギューっと濾してゆきます。

 

絞ってスカスカになった餡に砂糖を加え煮詰めます。

 

砂糖は数回に分けて加え強火で焦がさないように炒めてゆきます。

 

後はもち米をお湯で炊いてすりこ木でお米の食感が残るまで潰したら
ぼたもちサイズに丸めてお手製のこしあんで包めば完成です!

 

やや補足が長くなってしまいましたが
おいしいぼたもちを作るためには苦労は欠かせないようですね。

 

 

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